十数年サンダーバードを使っていたのですが、バージョン68へのアップデートで突然アドオンが使えなくなってから、流石に諦めて有料メールソフトEMCliantを使っておりました。ただ、毎月Googleアナリティクスから大量のアクセスデータが添付ファイルで送られてくる身としては(笑)、それをひとつひとつ保存するのはどうしてもやりたくない。久しぶりにサンダーバードの現状はどうなのだろうと調べてみたところ、最新バージョン91系では非対応ですが、78系でなら出来そうとのことなので頑張って環境を作ってみたのでメモをしておきます。
旧バージョン78をダウンロード
旧バージョンはこちら
http://ftp.mozilla.org/pub/thunderbird/releases/
旧バージョンのダウンロードサイト↑にアクセスしたら、バージョン78をクリック。
win64/ をクリック。遷移先で ja/ をクリックするとインストーラー[Thunderbird Setup 78.9.1.exe] がダウンロードできます。
アドオン「 ImportExportTools NG」をインストールする
アドオンマネージャーのアドオンを探す検索窓に「ImportExportTools NG」を入力すると ↓のページが開くので、+Thunderbirdへ追加をクリック。
添付ファイルを書き出す
ImportExportTools NG は、添付ファイルを書き出す部分の機能を利用させてもらう訳ですが、書き出す方式は「attachmentextractor」のように、添付ファイルのみを書き出したり、ファイル名を変更したりなどはできません。
メールの内容のテキストと、添付ファイルはメール1つに対して1つのフォルダの組み合わせて書き出されます。フォルダ名がメールタイトルだとわかり安いのですが、「Atatachments」「Atatachments-1」と自動的に作成されるだけです。たくさんのメールを一度に書き出すと、どのメールタイトルの添付ファイルなのかわかりづらい問題が出てきます。メール本文テキストファイルに数字が付くのですが、フォルダ名Atatachments-1などとの数字とも連動せず、一つ一つ確認するのは困難です。私が突合しやすくするためにした設定は以下です。
ツール → アドオンのオプション → ImportExportTools NG をクリック。
アドオンの設定画面が開くので、エクスポートフォルダタブの、メッセージの新しいフォルダおよびインデックスを作成を選択。
書き出されたものを先にお見せしますが、こんな感じの構造になります。書き出したフォルダ単位でHTMLでインデックスが書き出され、メール本文のテキストと添付ファイルはメッセージフォルダの中に格納されます。
メッセージフォルダの中の赤枠の部分が連動しないのですが、↓のインデックスHTMLの順番とAtacchmentsフォルダの数字順は連動するので、この設定をおすすめします。
↓この順番とは連動する。
あとあまり影響はありませんが、デフォルトだと、テキストファイルの数字は一番後ろに付くのですが作業しづらいのでわたしは、一番先頭にもってくるためにこの設定をしました。
数字-メールタイトル-日付の順番に名付けされます。
それでは、これを踏まえて書き出しです。
メールを選択するか、書き出したいフォルダ全体を選択し、右クリックメニューで、「 ImportExportTools NG 」→「フォルダ内のすべてのメッセージをエクスポート」→「プレーンテキスト形式(添付ファイルを含む)」を選択、書き出し先を指定して終了です。